
こんばんは。
今回「就活マニア」が自信を持ってお届けする記事は「受かる自己分析のやりかたを徹底解説!ESに書くべき内容とNG例を完全攻略!」です。ではどうぞ!
【就活マニア 公式】受かる自己分析シートの書き方 完全攻略①/
自己PR欄では、「志望企業にとって役立つ存在」であることを強調することが大切です。常に「企業目線」を忘れずに書きましょう。この記事では、新卒就活のため各業界の業界分析・企業分析をより解像度が高い情報を紹介します。就職活動に欠かせない業界動向・企業動向を理解し、自分の就職活動をより快適・効率的にするための一助としてご活用いただければ幸いです。
●「長所」=「他人より優れていること」ではない
エントリーシート(ES)では、「あなたの長所を書いてください」「自由にPRしてください」といった項目があります。ここで、自分が他人よりどれだけ優れているかを強調したくなるかもしれませんが、採用担当者はそのような「優越感」にはあまり関心を持っていません。重要なのは、それが仕事にどう役立つかという点です。
つまり、「自己PRしてください」という質問は、「あなたが持っている能力や経験が、どのように仕事に役立つかをアピールしてください」という意味です。
逆に言えば、仕事に関連していれば、どんな経験やスキルでも長所として使えるということです。たとえ学業成績が平凡でも、スポーツや文化活動、アルバイトでの地道な取り組みでも十分アピールポイントになります。
性格や日常の習慣なども、仕事と関連付けることで立派な長所になります。たとえば「笑顔を絶やさない」というありふれた特性も、「初対面でも笑顔で対応できる」と表現すれば、営業職に通じる強みになります。
なお、「長所は他人より勝っている点ではない」と述べましたが、それが仕事に役立つのであれば、他人より優れていることを自己PRに使っても構いません。ポイントは、その優れた点を仕事にどう結びつけるかです。
●「自己分析」から始めよう
自分の「長所」や「仕事に役立つスキル」を見つけるためには、まず自己分析が必要です。「自己分析シート」を使うと整理しやすくなります。また、「他己分析シート」を活用することで、周囲からの意見も加わり、客観的な視点が得られます。
以下に、実際に自己PRに使える具体的な例を紹介します。
①SNSの活用で成果を上げる
私はSNSを活用したPRが得意です。所属するダンスサークルの活動をインスタグラムで発信し続けた結果、フォロワーが2500人に増加。大学祭のステージ集客にも貢献し、サークルメンバーから感謝されました。 ②新しい挑戦への積極性
新しいことに挑戦するのが大好きです。昨年、初めて東京マラソンに挑戦し、初のフルマラソンを完走しました。途中、膝に激しい痛みがありましたが、諦めずに6時間10分で走りきることができました。
③コンビニでの売上アップに貢献
アルバイト先のコンビニで、POPづくりを担当しています。レイアウトや配色を工夫し、さらに商品の短い説明を添えるようにしたところ、売上が月間1.3倍に増加しました。
④メモを活用して効率アップ
私は日常的にメモを活用しています。ポケットにメモ帳を常に持ち歩き、思いついたことや気になったことをすぐに書き留める習慣があります。そのおかげで、ゼミやアルバイトで大きなミスや忘れ物をしたことがありません。
●頑張る姿勢が一番「ウケる」
採用担当者に好印象を与えるのは、何よりも「頑張る姿勢」です。学業やサークル、アルバイト、趣味など、どんなジャンルでも構いません。頑張った過程や成果が仕事に通じると認められれば、それは立派なPRになります。自分の経験が、志望企業でどう活かせるかを「企業目線」で考えてみましょう。
クラブ・サークル活動でアピールする
「何をしたか」ではなく、「どう取り組んだか」が重要です。単なる活動報告で終わらせないためには、取り組みの姿勢を強調し、自己成長や成果を仕事に結びつけることがポイントです。
●「学業以外の活動」のメインとして
クラブやサークル活動は、多くの学生にとって学業以外で最も力を入れている分野です。ここでの経験が、入社後の仕事にどう活かせるかをアピールしましょう。
Before 〈例1〉
「映画研究会で活動してきました。
自分たちでシナリオを書き、演技して撮影します。私はもともと引っ込み思案で、最初は恥ずかしく、NGを出すことも多かったです。街中での撮影中に警官に注意されることもありましたが、みんなで苦労して作った動画がコンテストで銅賞を取ったときは、大いに喜びました。
この文章は、活動報告にとどまっている点が問題です。サークル活動がどのように自分を成長させたのか、具体的なアピールが不足しています。
改善点
◎ 例文では「もともと引っ込み思案」と書かれていますが、現在はそれを克服しているはずです。そこに焦点を当て、さらにコンテストでの受賞という大きな成果を強調することで、自己成長をアピールできます。
After
ドラマ制作で積極性と交渉力を身につけました
映画研究会では、シナリオ執筆から演技、撮影まで一貫してドラマ制作に取り組みました。活動を通じて、私は次の2つの能力を身につけました。
- 積極性:100人の前でも堂々と演技できる度胸と積極性が養われました。
- 交渉力:街中での撮影時には警察と交渉し、通行人の整理も行う経験を積みました。
3年次には私が監督した作品が「○○映像コンクール」で銅賞を受賞。この経験で培った積極性と交渉力を、仕事にも活かしていきたいと考えています。
Before 〈例2〉
「テニス同好会に所属しています。
少人数で楽しく活動することをモットーにしています。しかし、当サークルは学内にある他のテニスサークル3つと比べて規模が小さかったため、昨春は私が中心となり勧誘活動を行いました。その結果、20人の新入生を迎えることができました。
サークル活動の内容は説明されていますが、全体的に積極性が不足しており、リーダーシップや行動力のアピールが弱いです。
改善点
◎ 新入生勧誘活動でリーダーシップを発揮した点を強調しましょう。この経験は、入社後の顧客開拓などにも通じるアピールポイントです。
After
新入生勧誘をリードし、学内最大のテニスサークルに成長
当大学にはテニスサークルが4つありますが、私たちの同好会は規模が最も小さく、それを悔しく感じていました。そこで昨春、私は先頭に立ち、次のような「新入生勧誘作戦」を展開しました。
- チラシ500枚配布
- ポスター50枚掲示
- 大学SNSで30回投稿
- Web説明会合計30時間開催
その結果、例年を大きく上回る20人の新入生を迎えることに成功し、学内最大規模のテニスサークルへと成長させました。
ポイントまとめ
- 具体的な行動と成果を強調する:単なる活動報告にとどまらず、自分がどのように積極的に取り組み、成果を上げたかを明確に示すことが重要です。
- 仕事への応用を示す:リーダーシップや積極性、交渉力といったスキルが、入社後にどう活かせるかをアピールすることで、企業目線の自己PRにつなげましょう。
性格・パーソナリティで自分をアピールする
性格や個人的資質をアピールする際は、プラスの側面に焦点を当て、自己評価を上手に伝えることが重要です。
●ストレートな質問にも変化球にも「プラス面」で対応
「性格やパーソナリティについて」は、ストレートな質問や変化球的な質問として聞かれることがありますが、どちらも自分のプラス面にフォーカスし、具体的に伝えることがポイントです。マイナス面を記載しても、好評価にはつながりません。
自分の強みやプラス面がわからない場合は、他己分析を活用してみましょう。
1. 「自分はどんな人間だと思いますか?」(ストレートな質問例)
Before
「粘り強い人間です。
簡単にやめることなく、地道に努力を続ける性格です。困難な状況ほど燃えるタイプで、できなければ理由を考え、できるようになるための方法を工夫します。小学3年生から始めたクラシックバレエを続けているのも、生活の一部として組み込み、長年取り組んできたからだと思っています。
NGポイント
文章が抽象的で、具体的なエピソードや成果が不足しています。取り組みの内容や実績が伝わらないため、説得力が欠けています。
改善点
◎ 長年続けているクラシックバレエに焦点を当て、具体的な取り組みや成果を挙げることで、粘り強さを強調します。
After
簡単にはあきらめない努力家(履き潰したシューズ40足)
私は、始めたことを絶対に途中で投げ出さず、粘り強く努力を続ける性格です。小学3年生からクラシックバレエを始め、週4回のレッスンを欠かしたことがありません。これまでに履き潰したシューズは40足にのぼり、それを部屋の壁にかけて、自分の努力を振り返り、モチベーションを高めています。今年の目標は、スクール主催の全国コンクールで上位3位に入ることです。
2. 「自身をひと言で表してください」(変化球の質問例)
Before
「聞き上手です。」
NGポイント
「ひと言」だけで答えており、具体的なエピソードや根拠が示されていないため、アピールに欠けます。
改善点
◎ 採用担当者が求めるのは、その性質がどのように発揮され、具体的な成果を生んだかです。自分を客観的に分析し、具体例を交えてアピールしましょう。
After
聞き上手(話し相手から「本音」を引き出す自信あり)
学内誌の編集部に3年間所属し、インタビュー取材を多く担当してきました。取材では、相手が心地よく話せるように口調や質問の流れを工夫しています。特に印象深かったのは、気難しいと評判の○○氏の取材で、あとから「つい本音を話しすぎてしまった」と言われたことです。これを聞いたとき、最高のほめ言葉だと感じました。
ポイントまとめ
- 具体的なエピソードと数字で裏付け:単に性格を述べるだけでなく、実際の経験や成果を具体的に示すことで、説得力を増します。
- 企業が求める資質に結びつける:パーソナリティをアピールする際には、企業が求めるスキルや性質とどう関連するかを意識し、強みを企業のニーズに結びつけましょう。
趣味・特技欄の上手な書き方
エントリーシート(ES)に書く趣味や特技は、採用担当者に評価されるためには、仕事にどう活かせるかが鍵となります。
●内容や巧拙は重視されない
採用担当者が趣味や特技に対して求めているのは、その道の達人レベルであるかどうかではありません。チェックされているのは、その趣味や特技にどのように取り組んでいるか、そしてその取り組みが入社後の仕事に適性があるかどうかです。
そのため、「読書」「音楽鑑賞」といった一般的な趣味だけではアピール力に欠けますし、宴会芸のような特技も、悪目立ちしてしまうリスクがあります。
●アピールポイントは「仕事に活かせるか否か」
発想を逆転して、仕事にどう活かせるかという視点で趣味や特技を考えてみましょう。平凡な趣味でも、特技として仕事に活かせると説明できれば、それが強力な武器になります。
まず、自分の趣味や特技をリストアップして、そこから志望先の仕事に関連するものを見つけ出してみてください。たとえば、「この知識で新しい企画を立案する」などの考え方で問題ありません。重要なのは、それをどう仕事に活かすかの関連づけです。
Before
【趣味】読書、ジョギング
【特技】インターネットで情報を見つけること
NGポイント
- 平凡すぎる内容
「読書」や「ジョギング」は、あまりにも一般的でアピールになりにくいです。特に、読書については他の応募者も同じように記載する可能性が高く、ジョギングも具体性がないため、強みとして訴求力がありません。 - 特技の優位性が不明
インターネットで情報を見つけることは、現在では特別なスキルとは言えません。また、それが志望企業でどう役立つのかが伝わらない点が問題です。
改善点
◎ 趣味を具体化し、志望企業に関連させます。ここでは旅行会社志望を仮定して「お城」に関する読書を例にしています。また、「ジョギング」についても実績や目標を明記してアピール力を高めました。
◎ 特技については、単なる「検索の達人」ではなく、調べた情報を整理・要約する力に焦点を当てました。これにより、情報処理力や効率的な仕事への対応力をアピールしています。
After
【趣味】日本の城に関する本を読むこと(2年間で100冊読破)
私は、日本各地のお城に関する書籍を読むことが趣味です。2年間で100冊を読破し、地元の観光情報と合わせて城の歴史や文化について深く学んできました。これにより、旅行プランの立案や観光地の魅力を伝える際に、知識を活かせると考えています。
【趣味】ジョギング(毎朝30分、来年ハーフマラソンに挑戦予定)
毎朝30分のジョギングを続けています。現在は体力向上を目指しており、来年のハーフマラソン出場を目標に掲げています。持久力や目標達成に向けた計画性を活かし、仕事にも取り組んでいきたいです。
【特技】インターネットによる情報収集と整理(未知の事柄でも、1時間以内に調べて200字程度にまとめることができます)
私は、インターネットを活用して情報を効率的に収集し、要点を整理する能力があります。たとえ初めての内容でも、1時間以内に必要な情報をまとめ、200字程度に要約することが可能です。これは、業務において新しい企画やプレゼン資料の作成に役立つスキルです。
ポイントまとめ
- 趣味を具体的に仕事と結びつける:趣味を具体化し、それが仕事でどう活かせるかを明確にすることで、応募者の強みとしてアピールします。
- 特技は仕事に関連付けて強調:特技も「どのように企業で役立つか」を考え、整理する力や効率性といったビジネスに必要なスキルとしてアピールしましょう。
これにより、平凡に見える趣味や特技も、志望企業にとって価値のあるアピールポイントに変わります。

本日の「就活マニア」の焦点「受かる自己分析のやりかたを徹底解説!ESに書くべき内容とNG例を完全攻略!」でした。読者のみなさまが就活のゲームチェンジャーとなり、新たな人生を踏み出すためのお手伝いができれば幸いです。